マジで通算たった1か月の勉強で合格できました!
しかもその1か月の間もみっちり勉強に時間を充てられたワケではありません。
試験の直前まで仕事が本当に忙しく、
試験前日の9月3日(土)は朝から夕方頃まで講習に行ってました。
自分にとって1級は高望みでしたし、
正直今回は厳しいだろうなと思っていたのですが、
試験当日の自己採点ベースでも合格点を超えていました。
ぜひこれから受験される方は参考にされてください。
使用した問題集&テキスト
使用したのはこの2冊でした。
どちらも分厚いのですが、
最初にまずやったのは過去問集の”正解の選択肢だけを読む”ことです。
つまり4択の問題のうち、「②が正解なら②の問題文と、その解説だけを読む」というやり方です!
これは2級管工事試験と浄化槽設備士試験に受かったときもまったく同じやり方だったのですが、
まずは過去問で正解となっている選択肢がどういうパターンかを「研究する」ような意味合いです。
2級管工事とも共通していたのですが、
1級管工事(学科)の出題の仕方も4肢択一式で、
『次の中から誤っているものを選べ』という問題がほとんどです。
なので、過去問ではどういう選択肢が「誤り」となっているのか、
いわば受験者を「どうやって引っ掛けようとしているのか」のパターンを知ることが先決だと考えました。
最初からすべての問題について4つの選択肢を読んでいってしまうと、
やる気が起きませんし、
私の場合は絶対眠くなってしまいますw
過去3年分の正解肢を覚える
これまで受けてきた試験と対策の仕方はまったく同じなのですが、
まずは正解肢を覚えていきました。
覚えるための方法というのは、いくつもありますが、
私の場合は暗記にはもっぱらボイスレコーダーを使っています!
勉強を始めたのが8月の頭ぐらいで試験の約1か月前だったのですが、
ボイスレコーダーに各問題の正解肢だけをひたすら吹き込んでいきました。
それで、その音声を通勤の時間に聞いたり、寝る前に聞いてました。
やはり暗記のためには反復が効果的なようです。
※コスパ最強のボイスレコーダー(ボイレコ)↓
1週間ぐらいでだいたい過去3年分の正解肢をぼんやり覚えました。
『暗記のためには反復』と書きましたが、
たとえば毎朝同じ電車で会う人の顔って覚える気がなくても覚えてしまうものです。
何も考えずボーっと運転しながらでも同じ内容を毎日聞いていたら、
不思議と覚えてしまいますw
図解テキストは辞書代わりに使う
過去問を読んでいて、ワケの分からないところに関しては
図解のテキストを辞書のように使っていました。
つまり過去問でつまずいたところをテキストの目次で探して意味を調べます。
例えばネットワーク工程表の作成問題は2級管工事のときとは違って、
1級の出題特有のパターンがあります。
(トータルフロートやら、フリーフロートやら・・・)
独学の場合は授業を受けれるワケではないので、
テキストの図解を読みながら、見よう見まねで理解することも大事です。
ただ、そうはいっても私がテキストを読んだのはほんのわずかの部分だけです。
基本的には「過去問のパターンを覚えて、同じ問題来たら正解する!」スタンスで問題ありません。
試験2週間前なのに4割しか正解できなかった・・・
過去問集を使って実際に問題を解いてみました。
直近の過去問(令和3年度)を解いてみたのですが、
これがめちゃくちゃ難しかったです!!
試験2週間前なのに、全体で4割ぐらいしか正解できませんでした(泣)
どうやら令和3年度の第一次検定は合格率が24.0%と、
過去最低の合格率の難易度だったようですね。
「この年度に受験じゃなくて良かったぁぁぁ」と心底思ってしまいました。
ただし、資格試験の合格率というのは、
極端に合格率が低かった年の次は、”調整”が入るという話を聞いたことがあります。
どの試験も合格率が「平均合格率○%の試験」と相場が決まっています。
(宅建なら約15%、日商簿記2級なら約25%みたいな。)
その平均を保つために、極端に高い合格率や低い合格率の年を出してしまったときは、
その後の試験の難易度を調整することで合格率の均衡を保つというものです。
国家試験ともなると、公の試験ですので、
合格者の平等を図るためにこのような措置が取られるようです。
ですので私は、「次の試験は絶対簡単になる!!」という謎の希望を持っていましたw
4割しか取れなかったことを悔やんでいても仕方ないので、
とにかく間違えた箇所は、なぜ間違えたのか、何を勘違いしたのか、
などをメモしたりボイスレコーダーに吹き込んで覚えました。
試験本番実況中継
試験本番ではA問題とB問題が出題されます。
A問題が2時間半、B問題が2時間の合計4時間半の超長丁場となります。
試験監督の「始めてください」の合図とともにA問題の冊子を開いた瞬間、
「これはもらった!」と思いました。
やはり当初の読み通り、今回の試験は割と難易度が低くなっているように思いました。
見慣れたパターンの問題が多かったため、サクサクと解いていき、
分からない問題は飛ばします。
7割強~8割ぐらい取れた手ごたえがあったので、
A問題で結構稼げたかな、と思いました。
ただ、不安だったのが午後のB問題の『施工管理法』です。
『施工管理法』は昨年度(令和3年度)から導入された問題で、
B問題のラスト7問にあたります。
ここは、いわゆる”足切り”がある箇所で、
7問中4問以上は正解しないと、問答無用で不合格となります。
(たとえ全体の得点が7割あろうが8割あろうが、足切りを喰らえば不合格です)
ですので私は、B問題は真っ先に『施工管理法』から解きました。
この7問がダメなら合格自体厳しいだろう・・・と。
でも良い意味で期待が裏切られ、とても解きやすい問題でした。
少なく見積もっても4問は絶対正解している確証が持てたので、
俄然やる気が出て、他の問題もサクサク解き進めました。
結果、施工管理法は7問中5問が正解でした。
施工管理法は新傾向箇所だから、不安要素の一つではありますが
対策の仕方は特別なことをする必要はないと思いました。
高得点で受かる必要はない
試験が終わった次の日、公式の解答番号発表がありましたが、
そこでもやはり42点/60問でした。
いろんな人がツイートをしていたので、私もご多分に洩れずツイートさせていただきました。
他の人のツイートを見ていて気付いたのですが、
50点付近の高得点で受かっている方が多いようです。
(恐らくツイートしている人たちの中で私が一番得点低いですw)
ただこれは負け惜しみで言うワケではないのですが、
”合格する”という目標を達成したという意味では合格最低点の36点で受かった人も、
50点で受かった人も同じ価値ということです。
むしろ50点も取れるような勉強をする必要は全くなく、
できる限り短い時間で効率的に勉強して受かる人の方が有能だと思います。
社会人は時間が十分にあるわけではないので、
今後チャレンジされる方はこの視点は持っておいた方が良いと思います。
一人でも多くの方の励みになれれば幸いです。