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オワハラ対策の嘘がダメな理由を調査!実例や体験談まとめ【2023年】

2023年4月10日、政府が大学新卒者の就職活動での、あるルールを決定したことが話題になっています。

企業が内々定を出した学生に対して正式な内定を出す前に、他社への就活を終わらせるように圧力をかける「オワハラ」を禁止することを発表しました。

政府は10日、現在の大学2〜3年生にあたる2025〜26年春卒業組の就職活動でのルールを決定した。企業が内々定を出した学生に対し、正式な内定前に他社への就活を終わらせるよう迫る「オワハラ」を禁止することが柱だ。

読売新聞

今、うちへの入社を約束してくれたら内定を出すよ」と迫ったり、目の前で他社の内定辞退の電話をさせたりと、コロナによる不況もあり、採用する企業側も優秀な学生獲得に必死なので、そういった行為が近年エスカレートしているようです。

目次

オワハラ対策で嘘をつくと・・・?

まさに採用側と、少しでも条件の良い企業に入社を決めたい学生の間での攻防戦なのですが、面接では「御社が第一志望です!」と言っていた手前もあるため、企業側に内定をちらつかされて、圧力をかけられたら、学生側は立場が弱い気もしますね。

そんな中、もし企業側から「もう就職活動を終わりにしてくれたら内定出すよ」と言われたときに、「わかりました!」と嘘をついてその後も就職活動を続けていたことがバレてしまった場合はどうなるか・・・?

正確にはバレることの懸念というよりも、第一志望である他社から内定が出た場合に、嘘をついた企業に内定辞退の電話をしなくてはいけないという心配の方が大きいと思います。

今回の記事では、そんなオワハラに関する実体験を集めてみました。

オワハラ対策の嘘に関する実例&体験談

某銀行でオワハラに遭った男性Aさんの体験談

最後に面接官の方から、「まだ他に受けている企業がありますよね?」と聞かれました。

「他の就活をもう一切、全て終わらせ、ここでうちに入社すると約束して頂けるようなら内定を出します」と言われました。

そのときは4月上旬でしたので、私はもちろん他の企業を受けていました。

そして正直、その某銀行は私の第一志望ではありませんでした。

私は金融業界に職種を絞って就職活動をしていたのですが、第一志望は損害保険業界でした。

なので、銀行からこの場で内定をもらえることは嬉しかったのですが、その条件を飲むことは出来ませんでした。

そこで、正直に「まだ就職活動を始めたばかりで、御社から内定を頂けるということは大変嬉しいのですが、まだどの企業が自分に最も合っているのか分からないので自分自身も悩んでいます。なので、今後一切就職活動を辞めてしまうというのはここでお約束できません」と伝えました。

すると採用担当者は、「それでは今日は内定を出すことは出来ませんが宜しいんですか」と言われました。

このような場合、大抵の人がオワハラを承諾するようだったので、面接官の方もいきなり厳しい雰囲気になりました。

しかし私も、1度口にしてしまったので、「申し訳ありません」と言いました。

その後は、本社ビルの裏口のようなところから帰されました。入ったときは正面玄関からだったのに、酷い仕打ちだなと思いました。

嘘をついて内定をもらうことはできたかもしれませんが、あのようなオワハラを仕掛けてくる会社には入らなくて良かったと思いました。

物流関係企業でオワハラに遭った女性Bさんの体験談

「後日、みなさんに内定通知を出させて頂きます。
おめでとうございます。

もし、現時点で辞退する可能性がある人は
今すぐ申し出てください。

もし、内定を出した後に辞退されますと、
その方の大学からは金輪際採用を控えさせて頂きます」

と言った恐ろしいことを言われました。

正直、私はこの会社に入社しようとは思っていませんでした。

滑り止めのような気持ちで最終面接に臨んでいました。

ましてやこんなことを言うような会社には
入社したくもありません。

ですが、その場では私含めだれも辞退するなどと
申し出ることはできませんでした。

それからしばらくして、内定通知が届きました。

すぐに大学の就職相談センターの方と一緒に
辞退を申し出る電話をかけました。

先方は驚かれ、
その後、就職センターの方が先方の会社の方と電話で話しあいを行い、

一応最終面接で言われたような金輪際、
採用を控えるということはないとの返答を頂いたそうですが、

本当のところわかりません。

就職相談センターの方は

「そんなことを言う会社にうちの卒業生を就職させたくないからちょうどいいよ、心配しないで」

と言ってくださいました。

Twitter、2ちゃんねるに書き込まれた声

第一志望って嘘つくなって言ってる人は就活したことないでしょ
「他社が第一志望です」なんて言ったら内定もらえないよ

辞退される可能性を考慮に入れて多めに内定出す企業が多いから、そこまで深刻にならなくて大丈夫。
良くも悪くもあなたの代わりはいくらでもいるよ。
その後の人生かかってるんだから、就職活動でのキープは悪いことじゃないと思う。

男の友達で新幹線代まで出してもらって内定式まで出たのに
その後内定蹴った友達も居た(因みに某有名企業)ただその後個別呼び出しで相当怒られたらしいけど
こんな人も居るくらいだから
そんなに神経質にならないほうがいいいよ体に悪い

いかがでしょう?

企業側も優秀な人材の確保に必死なのはわかりますが、体験談のお二人の生々しい描写を見ていると、「それはさすがにないだろう」とツッコミを入れたくなるレベルですね。

仮に嘘をついて内定を得たとして、その後本命である他社から内定通知を受け取った場合に、「うわ~、内定辞退の電話しなきゃ!」とあらたなストレスを抱えることになる可能性もあります。

何より、そういった学生の弱みにつけ込むやり方で学生の囲い込みを図るような企業で、自分自身が本当に仕事をしていきたいのか、自問自答してみる必要があると思います。

まとめ

今日は、2023年現在になってあらためて話題になっている言葉「オワハラ」について見てきました。

企業側も優秀な人材確保に必死ですし、学生側も長期間勤める会社(しかも新卒で入る大事な会社)を見極めるために真剣に取り組んでいる中で、学生の弱みにつけ込む行為はやはり個人的にも許せないと思いますが、このたび政府が一定のルールを設けたことで、よりフェアな状態で学生が就活に集中できる環境となることを切に願います。

これから就活を始める学生さんは、このような体験談を就活前に読むことで、変に嘘をつく必要もないこと、そしてオワハラ自体が社会的にアウトであることがこのたび認められたことで、学生側の立場が以前より強くなったことを認識した上で、本当に働きたい企業を見極めてほしいと思います!

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