元NHK党の立花孝志党首が『政治家女子48党』に党名を変更し、更に党首辞任も表明しましたね。
そして党名変更後の党首に「大津綾香さん」が選出されて注目を集めています。
大津綾香さんは元子役をされていた方で、大手企業のCMにも出演していました。
子役時代からの経歴や学歴をまとめながら大津綾香さんの素顔に迫ってみたいと思います。
大津綾香は大手企業のCMに出演するほどの子役だった!
まずは本人がTwitterで固定ツイートにもしている、過去の出演CMの動画をご紹介します。
30代以上の方は「あ!このCM見たことある!!」と思うかもしれませんね。
子役時代に出演していた番組としては、
- バーチャルガール
- フードファイト
- 怖い日曜日〜2000〜
- 未来戦隊タイムレンジャー
- 史上最悪のデート
- 女子アナ。
- ほんとにあった怖い話
- 週刊こどもニュース
などが挙げられます。
後半2つの番組は比較的視聴率の高い人気番組でしたので、子役時代を覚えておられる方も多いかもしれませんね!
大津綾香の子役時代からの経歴紹介
・2002年~2005年にNHKの『週刊こどもニュース』で、池上彰の娘役として出演していました。
・中学生の時に芸能界を引退。その後はアメリカへの留学を経て日本大学芸術学部で建築について学び、同大中退後、建築デザイナーとして一級建築士務所に勤務しています。
神奈川県知事選挙は落選する?世間の声と、なぜ党首になれた?
2023年1月、大津さんはNHK党党首の立花孝志氏が設立に携わる政治団体「政治家女子48党」の候補者応募広告をYouTubeで見かけ、応募したそうです。
2ヶ月前にYouTube広告から応募した女性会社員が一政党の党首になれるのはすごいですよね!(笑)
岸田総理とも握手しています!
大津さんは4月9日に投開票される神奈川県知事選挙に立候補する意向を固めました。
政治家女子48党は当初、同党の女性の擁立を発表していましたが、候補者自身が「ニュースを見た親から猛反対され、立花さんから『無理して出馬しなくていい』とのことで辞退させてもらった」と一転、取りやめになったことを明かしました。このことを受け大津さんはTwitterで知事選に立候補すると表明しました。
旧NHK党の党首を立花孝志氏から引き継いだ形の大津さんですが、同党ではガーシー容疑者関連の問題もあったため、大津さんの神奈川県知事立候補については批判的な見方が多いようです。
一方で、大津さんを応援する声も上がっています。
ガーシー議員に期待した有権者と同様、「これまでの政治を変えて欲しい!」という強い思いを持った層からの一定数の支持を集めることはできそうですね。
なぜ政治家じゃないのに党首?
そもそもの疑問ですが、政治家としてまだ当選を果たしていない大津さんが党首になれたのはなぜでしょうか?それは国政政党党首の要件として「国会議員であること」は必ずしも問わないからです。
日本の国政政党の党首の場合、国会議員を要件とするかどうかは党則よるが、ほとんどの場合は国会議員である。2023年3月現在、非国会議員が党首の政治家女子48党、参政党(元衆議院議員)の2党である。(Wikipedia)
また、現代はインターネットを駆使して情報発信できるようになったことによって党首自身が議員でなくても政党の主張や考えを国民に向けて発信する手段がたくさんあります。SNSやYouTubeを駆使して政党の活動状況を国民に伝達することができるのです。
ちなみにれいわ新選組の山本太郎代表や旧NHK党の立花孝志元代表も実は政治家ではないけど党首を務めていた時期がありました。今の時代は政党内に政治家が1名以上いれば良く、党首は必ずしも議員でなくてOKという時代であることがよく分かると思います。
れいわとN国党はどちらも党の代表に就く者が公務としての政治に直接関わることができない立場にあります。これは従来であれば国会での論戦や政局などを報じるテレビ・新聞などのメディアに露出する機会が減ることにつながり、有権者に対する政党・政治家のアピールの場を大幅に減らすことになっていたかもしれません。しかし、全国を遊説し注目選挙への立候補が取りざたされることの多いれいわ・山本氏や参院埼玉補選に立候補しているN国党・立花氏に対する注目は集まったままといえます。
この両党代表が自らの主張や行動を国民に知らせる手段として使用しているのは、YouTubeやツイッターのようなSNS、インターネットツールです。これまでは国会での論戦や記者会見などの模様がテレビ・新聞などのメディアに報じられることで、政党や政治家は自身の認知度の向上につなげていましたが、れいわ・山本氏、N国党・立花氏の両氏ともこの「定石」を破り、かつ注目を集め続けています。(2019年 選挙ドットコム)
今後はこういった『少人数の議員+元芸能人などの有名人党首』というスタイルの政党が増えるかもしれません。
大津さんはこのたび、
■憲政史上初で最年少の30歳で党首になったこと
■YouTubeの広告を見て政党の候補者に応募してたった2ヶ月後に党首になったこと
という異例中の異例での大抜擢です。これはある意味で現代の政党スタイルの最先端を走っているのかもしれませんね!
落選した場合、党首は辞任する?
2023年4月2日現在、元NHK党の立花孝志氏と大津さんの間で金銭トラブルが起きているようであり、今のところ、この問題が解決したという報道はなされていません。3月27日時点で”お金”に関してコメントする大津さんの動画がありました。
どうやら大津さんは無給で連日働いているようですね・・・。
報道によると立花氏自身には11億円の借金があり、返済の目処が立っていない状態であるため、今後も大津さんにお給料を渡すのは難しいのではないかと推察します。
もし大津さんが4月9日の神奈川県知事選挙に落選してしまった場合、政治家としての収入が無い状況が続くため、政治家女子48党としての活動は困難であり、代表を辞任する可能性が高くなるのではないかと考えられます。
ただ、政治家に必要な三バンと言われる地盤、カバン、看板のうち、他の候補者に比べて圧倒的な『看板』(知名度)を持っているため、もしかしたら世間の声をひっくり返すような選挙戦を見せてくれるかもしれませんね。
奔放な言動が注目されている
一方で大津さんは、Twitterなどでの奔放な言動が注目されています。
まとめ
今回は、2023年4月9日に投開票が行われる神奈川県知事選挙に出馬される大津綾香さんについて見てきました。『政治家女子48党の候補者募集のYouTube広告を見て応募→2ヶ月後党首に!』という、異例中の異例での抜擢となりましたが、これまでの政治家にはない独自のスタイルで選挙戦に挑んでいるので一定数の支持層からは厚い支持を受けるかもしれません。
最初は「この人大丈夫?」と思われながらも功績を残している元芸能人の政治家(東国原英夫氏や青島幸雄氏)の例はたくさんあるので、ぜひ神奈川県知事選挙で爪痕を残して政界に新しい風を吹かせてほしいですね!